商品情報
慎重投与
以下の症状を持っている場合には投与前に医師へ相談してください。 高齢者、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、肝疾患、腎臓病、心不全、高血圧、虚血性心疾患、狭心症、心臓発作の既往歴、脳血管疾患、末梢動脈疾患、高脂血症、糖尿病、喫煙者、喘息、全身性エリテマトーデス
禁忌
(1)消化性潰瘍のある患者(ただし,慎重投与の項参照)[プロスタグランジン生合成抑制作用により胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させるおそれがある] (2)重篤な血液の異常のある患者[症状を悪化させるおそれがある] (3)重篤な肝障害のある患者[副作用として肝障害が報告されており,肝障害を更に悪化させるおそれがある] (4)重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン生合成抑制作用による腎血流量の低下等により,腎障害を悪化させるおそれがある] (5)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 (6)アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)またははその既往歴がある場合は喘息発作を誘発させるおそれがあるため (7)妊娠末期にある場合
用法・用量
*用法・用量はそれぞれのケースで異なりますことがあります。ここに記載の情報はあくまでも参考のための目安でありどなたにでもあてはまるとは限りません。 ナブメトンとして800mgを1日1回食後に経口服用する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
効能・効果
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎m頸肩腕症候群などにおける鎮痛・抗炎症
基本情報
ナブメトン は非ステロイド抗炎症薬(NSAID)のひとつで、アリール酢酸系に分類されるお薬です。ナブメトン は、体内に入り肝臓において代謝されることで活性化しその力を発揮するタイプのプロドラック薬です。炎症や発熱を起こす物質であるプロスタグランジンという物質の生成を抑制します。ただし、痛みの原因を取り除くものではありません。胃腸への副作用が強いため、胃腸に問題がある場合や腎臓や肝臓がよくない人は特に注意が必要です。事前に医師に伝える必要があります。
相互作用
次のお薬と併用する場合には腸からの出血のリスク増加の可能性があります。 ワルファリンやヘパリンなどの抗血液凝固(抗凝固剤)、医薬品、 アスピリン、クロピドグレル、ジピリダモール ダビガトラン エルロチニブ 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)抗うつ薬、例えばフルオキセチン、パロキセチン、シタロプラム ンラファキシン 次の薬と併用される場合には腎臓への副作用のリスク増加の可能性があります。 ACE阻害剤、例えばエナラプリル アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、例えばロサルタン シクロスポリン 利尿剤、例えばフロセミド タクロリムス ナブメトンは次のような高血圧を治療する薬品の効果と相反する可能性があります。 カプトプリルなどのACE阻害剤 アンジオテンシンII受容体アンタゴニスト、例えばロサルタン プロプラノロールなどのβ遮断薬 利尿剤フロセミド 服用中の薬は忘れずに医師に報告しておきましょう。 アルコールと併用することで副作用が強まる場合があります。
副作用
ごくまれにNSAIDsは皮膚の異常や剥離の原因となります。 そのような副作用が起こったら直ちに薬の服用を中止し、医師へ相談してください。 よくある副作用は胃潰瘍や消化性潰瘍などで重症化することは稀です。これらの副作用に対して胃腸薬を使用する場合もあります。 ただし高齢の方や長期服用される場合には注意して服用してください。 副作用を知るために投与後は胃の検査をおこなって下さい。 下記に記載されている以外の副作用も出る可能性があります。 消化不良、下痢、便秘、吐き気、嘔吐、鼓腸、腹痛、、めまい、胃や腸内の潰瘍や出血、むくみ、高血圧、 視覚障害、頭痛、うつ病、膵炎、胃炎、腎臓、血管性浮腫、肝臓又は血液疾患
警告
定期的に肝機能、腎臓検査をおこなって下さい。