商品情報
高齢者への投与
高齢者への投与は1日1回15mgから始めるの方がお勧めです。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊婦への投与は止めてください(動物実験で胚・胎児死亡が高率)。
授乳婦は授乳中止してください(動物で移行)。
慎重投与
糖尿病以外にも耐糖能異常・尿糖陽性等、糖尿病類似の症状(腎性糖尿、老人性糖代謝異常、甲状腺機能異常等)を有する疾患があることに留意すること。
効能・効果
2型糖尿病。ただし、下記のいずれかの治療で十分な効果が得られずインスリン抵抗性が推定される場合に限る。
【効能A】 食事療法、運動療法のみ
食事療法、運動療法に加えてスルホニルウレア剤を使用
食事療法、運動療法に加えてα-グルコシダーゼ阻害剤を使用
食事療法、運動療法に加えてビグアナイド系薬剤を使用
通常、成人はピオグリタゾンとして15~30mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口服用する。なお、性別、年齢、症状により適宜増減するが、45mgを上限とする。
【効能B】 食事療法、運動療法に加えてインスリン製剤を使用
通常、成人はピオグリタゾンとして15mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口服用する。なお、性別、年齢、症状により適宜増減するが、30mgを上限とする。
定期的に毎日、ピオグリタゾンは日に一度飲まれなければなりません。
医師からの指示により血糖がどれくらいコントロールされるか、そして、どんな薬を併用しているかにより服用量が異なります。
飲み忘れた場合でも翌日に2倍投与をしないでください。
糖尿病の診断が確立した患者に対してのみ適用を考慮すること。
基本情報
血液中の糖分「血糖」は、膵臓から分泌されるインスリン・ホルモンで調節されています。
2型糖尿病の患者さんで血糖値をコントロールするのを助ける事に用いられます。
インスリンは、血糖の制御に対して動きがある主なホルモンです。
糖尿病は、このインスリンの量が不足したり、働きが悪くなることで血糖値が上がってしまう病気です。
そのまま放置すると、手足のしびれ(神経障害)、目の病気(網膜症)、腎臓病などいろいろな合併症を引き起こします。
インスリンにとって、ピオグリタゾンは肝臓、脂肪と筋細胞の感受性を増やすことによって血糖濃度を下げるのを助けます。
結果的に、インスリンの働きがよくなり、血糖値が下がります。
この薬の全体的な作用は、体の血糖値をコントロールするのを助け、将来起こるかもしれないさまざまな合併症の予防につながります。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
(1)重大な副作用
1)心不全が増悪あるいは発症することがあるので、投与中は観察を十分に行い、浮腫、急激な体重増加、心不全症状・徴候(息切れ、動悸、心胸比増大、胸水等)がみられた場合には投与を中止し、ループ利尿剤等を投与するなど適切な処置を行うこと。特に心不全発症のおそれのある心疾患の患者に投与する際やインスリンと併用する際には、心不全の徴候に注意すること。
2)循環血漿量の増加によると考えられる浮腫があらわれることがあるので、観察を十分に行い、浮腫が認められた場合には、減量あるいは中止するなど適切な処置を行うこと。
3)AST(GOT)アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、ALT(GPT)アラニンアミノトランスフェラーゼ、AL-Pアルカリホスファターゼ等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、基礎に肝機能障害を有するなど必要な場合には定期的に肝機能検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
4)他の糖尿病用薬との併用で、低血糖症状があらわれることがある。
5)筋肉痛、脱力感、CK(CPK)クレアチンキナーゼ上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。
6)胃部不快感胃潰瘍が再燃した例が報告されている。
その他の副作用 貧血、血圧上昇、顔面潮紅、発疹、湿疹、瘙痒 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。