商品情報
高齢者への投与
高齢者は一般に生理機能が低下しています。特に慎重に使用を進めることが大切です。高齢者の過度の降圧は脳梗塞のリスクが高まることが分かっています。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与
妊娠中、妊娠している可能性がある場合は使用できません。授乳中の使用は避け、やむを得ず使用する場合には授乳を止めてください。
小児等への投与
低出生体重児、新生児、乳幼児、小児などの使用に対しての安全性は確立されていません。
慎重投与
下記の場合の使用は特に慎重に行う必要があります。事前に医師に該当を伝えて下さい。 ○脳血管障害がある場合 ○重い腎機能障害がある場合 ○両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄がある場合 ○高カリウム血症の場合 ○高齢者
禁忌
下記の場合の使用はできません。 ○本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある場合 ○血管浮腫の既往歴のある患者(アンギオテンシン変換酵素阻害剤等の薬剤による血管浮腫、遺伝性血管浮腫、後天性血管浮腫、特発性血管浮腫など) ○デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスを行っている場合 ○アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜(AN69)を用いた血液透析を行っている場合 ○妊婦中、及び妊娠している可能性がある場合
用法・用量
*用法・用量は医師・薬剤師の指示を必ずお守りください。ここに記載の情報はあくまでも参考のための目安に過ぎません。どなたにでも適応できるとはかぎりません。 (1)高血圧症の場合:1日1回10~20mgを経口投与するが,重症高血圧症又は腎障害を伴う高血圧症の患者では5mgから開始することが望ましい (2)慢性心不全の場合:ジギタリス製剤,利尿剤等の基礎治療剤と併用する。1日1回5~10mgを経口投与するが,腎障害を伴う患者では初回用量として2.5mgから開始することが望ましい
効能・効果
高血圧症、慢性心不全(軽症~中等症)でギタリス製剤、利尿剤等の基礎治療剤を投与しても十分な効果が認められない場合
基本情報
リシノプリル は、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬のひとつであり高血圧、うっ血性心不全、心臓発作などの第一選択薬として用いられます。また、糖尿病による腎臓障害や網膜合併症の予防としても用いられます。アンジオテンシンIIという物質には血圧を上げる働きがあるのですが、リシノプリル にはこの物質の生成を抑える働きがあります。リシノプリル の生成が抑えられることで血管が広がり水分や電解質が行われることで血圧が下がります。血圧が下がることで腎臓や心臓の負担が軽減されます。幅拾い年齢層で使用されます。リシノプリル は、血糖や脂質、尿酸値などに影響がないことがわかっています。 高血圧は、血圧が正常範囲を超えて高い状態が続くことです。誰しも、興奮したり運動するなどした際に一時的に血圧が上昇することはあります。しかし、正常であればその後は正常値範囲内に戻るのが普通です。しかしながら、高血圧の人の場合は平常時に血圧が正常範囲を超えている状態を維持しています。 なぜ高血圧が問題なのでしょうか。それは、高血圧が脳卒中、心疾患、腎不全などの重大な病気の発症リスクを高めるためです。 高血圧の原因はいくつかあります。ひとつは原因がわかっていない本態性高血圧です。もうひとつは、ホルモン異常などに起因する二次性高血圧です。
相互作用
【併用禁忌】 デキストラン硫酸固定化セルロース、トリプトファン固定化ポリビニルアルコール又はポリエチレンテレフタレートを用いた吸着器によるアフェレーシスの施行(リポソーバー、イムソーバTR、セルソーバ)、アクリロニトリルメタリルスルホン酸ナトリウム膜を用いた透析(AN69) 【併用注意】 カリウム保持性利尿剤 ・スピロノラクトン ・トリアムテレンなど カリウム補給剤 ・塩化カリウム 利尿降圧剤、利尿剤 ・トリクロルメチアジド ・ヒドロクロロチアジドなど 非ステロイド性消炎鎮痛剤 ・インドメタシンなど カリジノゲナーゼ製剤 リチウム製剤 ・炭酸リチウム
その他の注意
お子様の手の届かない場所にて保管くしてください。
保存等
室温保存
副作用
次のような副作用が見られる場合があり、重大な症状であれば医師に見てもらうこと 咳、血管浮腫、喉の異和感、だるい、ふらつき、低血圧、めまい、腎機能の一過性の悪化、吐き気、腹痛、下痢、味覚異常
警告
(1)持病やまた薬の成分にアレルギーのある人は医師に相談すること (2)投与は少量から開始し、ゆっくり血圧をさげること (3)血管浮腫の既往歴のある患者への投与は避けること (4)他に服用中の薬があれば医師に相談する (5)重篤な腎機能障害がある場合は、投与量を半分にするか投与間隔を延ばすなど慎重に使用をすすめること