商品情報
慎重投与
次の症状に該当する場合には慎重に投与をおこなって下さい。事前に医師に該当を伝えて下さい。 腎動脈狭窄など虚血性腎臓病のある患者 重い腎臓病 肝臓病 高カリウム血症 脳卒中の既往歴 血液透析中または減塩療法中 手術前 75歳以上の高齢の患者
禁忌
妊娠している人への投与は禁忌です。妊娠中の使用はできません。
用法・用量
*用法・用量はそれぞれのケースで異なります。ここに記載の用法・用量はあくまでも参考のための目安であり、全ての方にあてはまるとはかぎりません。医師の指示を必ず守って下さい。 (1)高血圧症の場合:1日1回25~50mg経口投与するが症状、年齢により増減する。1日100mgまで増量できる。 (2)高血圧及びタンパク尿を伴う2型糖尿病における糖尿病性腎症の場合:1日1回50mg経口投与するが、血圧値をみながら1日100mgまで増量できる。過度の血液低下の可能性のある患者へは25mgから投与する。 他の高血圧薬や利尿薬といっしょに飲む場合が多いです。
効能・効果
高血圧症、糖尿病性腎症
基本情報
ロサルタンは血圧を上げる原因となる物質「アンジオテンシンⅡ」の生成を抑え、これにより血管が広がり、水分や電解質が調整され結果として血圧が下がります。血圧を適度なレベルに保つことで、将来の病気を防ぐことにつながります。新しいタイプの降圧薬でARBと呼ばれ持続性があり、長期使用に向いています。ロサルタンは主に高血圧治療に用いられています。ロサルタンは尿細管で尿酸の再吸収に関係しているURAT1を阻害する性質があるため、尿酸は排出され尿酸値は上がりません。 高血圧は、血圧が正常範囲を超えて高い状態が続くことです。誰しも、興奮したり運動するなどした際に一時的に血圧が上昇することはあります。しかし、正常であればその後は正常値範囲内に戻るのが普通です。しかしながら、高血圧の人の場合は平常時に血圧が正常範囲を超えている状態を維持しています。 なぜ高血圧が問題なのでしょうか。それは、高血圧が脳卒中、心疾患、腎不全などの重大な病気の発症リスクを高めるためです。 高血圧の原因はいくつかあります。ひとつは原因がわかっていない本態性高血圧です。もうひとつは、ホルモン異常などに起因する二次性高血圧です。
相互作用
ロサルタンは血液中のカリウムの量を増加させますので次のお薬との併用を避けるようにしてください。 非ステロイド性抗炎症薬:インドメタシン、ジクロフェナク、イブプロフェン カリウム保持性利尿薬:スピロノラクトン、トリアムテレン、アミロライド カリウムサプリメント ロサルタンはリチウムの血中濃度を増加させるので、もしロサルタンとリチウムを併用する場合には 次のような症状が出る場合があります。 食欲の損失を、下痢、視力障害、嘔吐、筋力の低下、眠気、振戦、けいれん 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)(インドメタシン、ジクロフェナク、イブプロフェンなど)はロサルタンの血圧低下効果にを弱め腎臓に対する副作用のリスクを高まる場合があります。
副作用
重篤な血管浮腫の副作用も報告されています。 腎臓が悪い場合には腎機能が一時的に悪化する可能性があります。 次のような副作用が見られる場合があり、重大な症状であれば医師に見てもらうこと 心ブロック、心不全、高度な徐脈..息苦しい、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、脈が飛ぶ、脈が1分間50以下、めまい、気が遠くなる、失神。
警告
●本剤の成分に対しアレルギーをもっている患者へ使用をさけること。 ●薬が効きすぎて、めまいや立ちくらみが起こる場合があるので注意すること。 ●心臓、腎臓、または肝臓の悪い人など持病のある人は医師と相談すること。 ●リファンピシンは、血中濃度及びロサルタンの影響を低減することができる。 ●ロサルタン の使用中は肝臓の状態を把握するために肝機能検査を定期的に受けてください。